セマルハコガメは日本では珍しい陸生のカメの一種とされています。
背中の甲羅が丸々としていることや、手足を引っ込めたときにお腹の甲羅でふたをする姿から背丸箱亀(セマルハコガメ)という名前がついたと言われています。
一時期、食料や薬剤として乱獲されてしまい、絶滅の危険に瀕しており、特別な施設や資格が無ければ飼育が出来ない状況にまで陥ったようですが、最近ではブリードの方法が確立して、一般の方でも購入や飼育ができるようになったようです。
そんな、セマルハコガメの飼育方法について調べてみました。
セマルハコガメの飼い方で気をつける事は?
セマルハコガメの飼育方法は、基本的には他のカメ類と同じで良いと言われています。
気をつけなければならないのが、飼育環境の気温調整と日光浴だと言われています。
自然のセマルハコガメは暖かい地域で生息しており、乾燥と低温に弱いと言われています。
飼育環境は20~25度を保ってあげるようにすると良いでしょう。
気温を保つためにペットヒーターや、セマルハコガメが自分で体温を調整できるような床材を用意してあげると良いようです。
床材はヤシガラが良いと言われており、気温が暑かったり、寒かったりすると自分からヤシガラの中に入って体温調整をすると言われています。
また、セマルハコガメを含むカメ類は、エサから摂取したカルシウムを、紫外線を浴びて出来るビタミンDによって骨や甲羅などを作るため、定期的に日光浴をさせる必要があるとされています。
屋内で飼育している場合は、紫外線ランプなどを用意しておくと良いようです。
餌は何をあげれば良い?
セマルハコガメは雑食性、特に肉類を好むと言われています。
ミミズや昆虫、鳥のササミ、野菜やフルーツ類を与えると良いと言われていますが、基本的にはペットショップで売られているカメ専用の配合飼料などを与えれば問題ないとされています。
エサの食いつきが悪い場合などは、ミミズなどの肉類を与えると良いと言われています。
まとめ
セマルハコガメの飼育方法は、気温と日光浴に気をつける必要があるようです。
餌はペットショップで売っているカメ専用の飼料で十分だと言うことがわかりました。
数ヶ月に1回程度、肉食させてあげると食いつきが良くなると言われているので、餌を食べなくなってきたら試してみると良いでしょう。