チンチラは人懐っこくて、甘えん坊。
毛並みも柔らかくふわふわした感触がたまらない可愛い小動物です。
そのチンチラの体重をふくよかにさせて、可愛さを増す飼い方はどうしたらよいのでしょうか。
平均体重は、雄(大人)400~500グラム。
雌(大人)400~800グラムと雄よりも、雌の方が大きいのです。
赤ちゃんのチンチラは、なんと、30~60グラムという軽さなのです。
体重を増やすためには、乾草やペレット食、少し贅沢かも知れませんが、ドライフルーツなどを与えるというのが良いと言われています。
もしも減少した場合、考えられる一番の原因とされる「不正咬合」という問題に、充分に注意を払う必要があります。
チンチラの体重が減少したとき、何が原因なの?
チンチラの場合、消化器器官がそんなに丈夫とは言えない一面を持ち合わせています。
そこに心を配らなければならないのです。
齧歯類であるチンチラの場合、チャーミングポイントでもあるのですが、歯がどんどんと伸びていきます。
ですから、いつも何かをかじっていなければならないのです。
ところで、体重が減少する一番の原因と考えられているのが、「不正咬合」という問題です。
「不正咬合」が起こりますと、食欲がなくなり、体重が増えずに減少していきます。
ひどい時には、家族が哀しい思いをする時もあるとのことです。
「不正咬合」に、特に、注意を払って頂き、チンチラの体重が減ってないか、順調に増えているかをこまめに見る習慣づけをして頂くと、体重の増減がはっきりしてチンチラの健康管理にもつながります。
「不正咬合」の予防法としては、乾草を常時食べさせてあげると、歯が自然と削られます。
チンチラの体重を増やすには、何が良いの?
チンチラの体重を増やすためにはどうしたらよいのか、ということを考えてみます。
高地の寒冷地で生育をするチンチラには、乾草の食餌やペレット食を主体にしてもらって、ご馳走としては、ドライフルーツやひまわりの種、様々な緑色野菜、新鮮なニンジンなどを与えると良いとされています。
与える量としては、乾草が1/2カップ~1カップ。
ペレット食は28㌘、ティースプーン1杯を超えない程度に与えて下さるのが、一番、最良な食事と言われております。
人間もそうですが、美味しいものを適量食べるというのが、健康にとって一番大切なことなのだと思います。
まとめ
チンチラの体重を管理する時に、最も注意しなければならない病気?というよりも齧歯類であるが故に、「不正咬合」という問題がクローズアップされてしまいます。
チンチラは、歯が全部で20本あるのですが、歯が伸びてくるというのは一種の宿命なのです。
野生のチンチラは、歯が伸びると何かをかじって、伸びることを防止するというバランスを保つことが出来るのですが、人の手によって飼われると、往々にしてそのバランスが保てずに崩れ、そして不正咬合に結びつくとのことです。
一度、不正咬合を起こすと、全身麻酔をして、伸びすぎた歯を削るという大変なことになりますし、なおかつ、その成功率はあまり高くないとか。
「不正咬合」を起こす前に、飼い主さんが責任を持って、歯を少しでも自然に削れるという環境を整えることが大切であるのです。
一番良い食べ物として、乾草。
乾草は、食物繊維が多いので、何回も何回も咀嚼しなければならないので、歯が自然と削られるとのことです。
ペレット食だけの食事では、「不正咬合」にかかりやすいとされています。
ただ、乾草を与える時には、カビや昆虫、その他の動物の糞便の混入や殺虫剤なども混入してないものを選ぶことも肝要なのです。
チンチラにとって、美味しくて健康的な食物を与えると言うことが基本になります。
もうひとつの注意点ですが、美味しいものを(ドライフルーツ等)、可愛いチンチラが喜ぶからと言って与えすぎますと、乾草を食べなくなるので、餌を与える時に、心がけていなければなりません。