動物園で見るチンパンジーは大人から子供まで人気の動物ですが、見た目の可愛らしい仕草とはうらはらに、実は握力や筋肉がすごいのです。
見た目は体が小さく一見力がないですが、実は我々人間がどんなに筋肉トレーニングで体を鍛えても、チンパンジーには適わないといわれるくらいの破壊力抜群の筋肉が備わっております。
たしかに動物園でみるチンパンジーたちは普段から木にぶら下がって、片手で自分の体を支えて移動しているので、力が強いというのは考えられます。
チンパンジーの握力の平均ってどれくらい?
力が強いのであろうということはわかりますが、一見手足が細くみえるので、あまり筋肉があるようにはみえません。
では、実際のところどのくらいの強さなのでしょうか。
チンパンジーは上半身の力は相当強いらしく、人間より引く力や握力に関しては5倍程度は強いといわれているようです。
そのため片手で200~300kgはあると予想されています。
興奮状態のメスのチンパンジーの握力を計測したところ、572kgを記録したとされています。
チンパンジーの平均身長は85cmで体重は40~60kgとされており、体格の割に非常に握力が強いというは間違いないです。
チンパンジーの握力が強いのはなぜ?
チンパンジーは見た目が人間に似ている動物ですが、脳の状態も我々人間と同じくらいでした。
人間は進化の際に脳の容量を増やす代わりに、筋肉を退化していったといわれています。
逆にチンパンジーは筋肉の方を進化させていきました。
その結果、握力が「約5倍」もあるといわれてきたのです。
また激しい森の中で生活するチンパンジーは、自然と握力や腕力が強くなります。
チンパンジーの身体構造、つまり、長い手足や骨、関節の構造から考えても強い握力がでるというわけです。
まとめ
チンパンジーと我々人間が似ているといえ、やはり動物です。
可愛らしい仕草ではみえないですが、強い力がチンパンジーには備わっています。
それはチンパンジーに強い握力があるのは、大自然の中で生きていくうえで必要なことだからです。
チンパンジーが使う筋肉が、我々人間とは違い強くなる必要があるからだと考えられています。