青や赤のカラフルな顔とおしり、とぼけたしぐさがなんともいえない魅力の動物、マンドリル。
わたしたちをその魅力で楽しませてくれます。
ところで、このマンドリル、どこにいけば見られるのでしょう?
もちろん、動物園に行けば会うことができます。
しかし、日本のすべての動物園で飼育されているわけではないですし、そもそも野生のマンドリルは日本には生息していません。
マンドリルの生息地はいったいどこなのでしょうか。
マンドリルの置かれている環境とともに、解説していきたいと思います。
マンドリルの現在の生息地
マンドリルは、アフリカ大陸の中西部付近に分布しています。
具体的には、ガボン西部やカメルーン南部、コンゴ南西部、赤道ギニアに分布していると言われています。
マンドリルはこれらの各地の熱帯雨林に生息しています。
通常は地面で生活をしていますが、夜になると木の上に登り、そこで夜を明かします。
よく混同される動物にマントヒヒがいますが、こちらの生息地はエチオピアやサウジアラビア周辺などの中東地域で、マンドリルの生息地と離れており、これで両者を区別することができます。
マンドリルの生息地はもともとあまり大きくないのですが、近年熱帯雨林の伐採や人間による乱獲で、更にその範囲は小さくなってしまっています。
昔は遠く離れたエジプトなどにも生息していたようですが、今では見る影もなく絶滅してしまいました。
生息地域も年々縮小していますが、マンドリル自体の数も減少しています。
今では絶滅危惧種に指定されてしまうほど少なくなってしまいました。
そのため、ワシントン条約の対象動物とされており、簡単に輸入することができない動物となっています。
まとめ
マンドリルの生息地はアフリカ中西部ですが、年々小さくなっており、マンドリル自体も絶滅の危機に瀕しています。
現在日本で暮らしているマンドリルたちは、とても貴重な存在なのです。
日本で現在マンドリルに会うことができるのは、札幌市の円山動物園や大阪市の天王寺動物園など、およそ15ヶ所の動物園に限られています。
お住まいの地域から遠い方もいらっしゃるとは思いますが、もし機会があればぜひ足を運んで、実物のマンドリルに会いに行ってみてくださいね。