日本では有名なサルの仲間、マンドリル。
とても鮮やかな顔とお尻が特徴で、とぼけた表情しぐさがとても愛らしいですよね。
ところで、マンドリルの鳴き声って、みなさん聞いたことありますか?
ない、という人がおそらく大多数ではないかと思います。
そもそも日本のすべての動物園でマンドリルが飼育されているわけではなく、見る機会があまり多くはないことに加え、マンドリル自体がたいへんおとなしい動物なので、実際に鳴いているところに遭遇するのはとても難しいのです。
それでは、マンドリルは一体どんな時に鳴き声をあげるのでしょう?
そしてその鳴き声は、どのようなものなのでしょうか?
マンドリルの鳴き声とは
動物園ではおとなしそうに見えるマンドリル。
一般的に争いを好まない種類であると言われており、野生でも日常的に声を出すと言った感じではありません。
しかし、群れから離れてしまった時は、ボスザルは自分の居場所を知らせるために鳴きながら移動します。
また、群れに危機が迫ったりすると、地面などを叩きながら大きな声を発します。
声質は一般的な中型のサルと似ており、鳴き方はそのときに置かれている状況によって異なりますが、「キーキー」とか「グォッグォッ」とかいった感じの声を出すようです。
声の高さもその時々によって変わってきます。
サルの仲間は高度なコミュニケーション能力を持っており、さまざまな手段で意志伝達をします。
マンドリルの鳴き声もそのうちのひとつであると言われており、これらの声は仲間に何かを伝えようとしていることが多いようです。
まとめ
マンドリルの鳴き声について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
マンドリルはまだまだその生態に謎の多い生き物で、鳴き声についても未解明な部分がとても多いのですが、どういった状況でマンドリルが声をあげるかがなんとなくつかめたのではないでしょうか。
もし動物園などでマンドリルが鳴いているところに居合わせることができたら、とてもラッキーです。
そのマンドリルが一体何を伝えようとして鳴いているのかを想像しながら鳴き声を聞いてみるのも、おもしろいかもしれませんね。