現在、動物園には様々な動物が飼育され、多くのお客さまを楽しませてくれておりますが、それらの動物はすべて生息地から国内へ輸入されたものになります。
安全に輸送、運搬する費用等がかかっているわけですから、無料ではありません。
動かない鳥として人気のハシビロコウも、もちろん無料ではありません。
ハシビロコウの値段はいくらなのでしょうか。
他の動物たちの値段も交え、説明したいと思います。
ハシビロコウの値段は？？
動物は、高額な料金で取引されるものである。
あながちウソではありません。
いくらで買って、いくらで運んできた等の細かい数字は発表されておりませんが、オスとメスではどちらかと言えばオスよりもメスの方が高い価格で取引されるとのこと。
その理由は、メスはオスよりも大人しく、展示に向いているからだそうです。
では、ハシビロコウの値段についてですが、ハシビロコウはオス、メスの判別が難しいため、DNA鑑定を行う必要があります。
その鑑定料金を込めた価格での取引となります。
1羽で150～250万円。
この価格が高額なのか安価なのか、判定できる術はありませんが、ホッキョクグマ1頭の値段が3500万円を超えると聞けば、割安の価格設定と言えるのではないでしょうか。
ちなみに、キレイな羽をもつクジャクはペアで約15万円、希少な大型オウムは数百万円、人気のレッサーパンダは150万円～、カバ1頭120万円～、歩く姿が可愛いペンギンは800～1200万円が相場となっております。
ホッキョクグマが高額な理由は、ハシビロコウ同様、IUCN(国際自然保護連合)が絶滅危惧Ⅱ類に指定しているからになります。
まとめ
動物の値段は、生息数や入手方法、輸送運搬時の手間や費用等によって変動があります。
ハシビロコウは動かない鳥とされていますが、どんな動物も輸送運搬時にかかる精神的苦痛をともないます。
そのケアは人の手でするしかありません。
ハシビロコウは、皮膚が乾かないように付きっきりでケアしなければならないカバやイルカ等のような細かいケアは必要ないのかもしれませんが、輸送中のストレスが原因となり、体調を壊してしまうことも少なくありません。
そのための経費が上乗せされていると思えば、動物園の入場料はもう少し高くても良いのかもしれません。
