動かない鳥ハシビロコウは、どのような生態をしているのでしょうか。

大きな羽をもっておりますが、その羽を使って、どのようにして飛ぶのでしょうか。

ハシビロコウの生態について

ハシビロコウ 生態 飛ぶ

ハシビロコウは、体長110~150センチ、翼を開けた長さは200~250センチ、体重は小さなメスであれば4キロ~、大きなオスの場合は5~7キログラムとされております。

集団で暮らすのを苦手としており、単独での行動を好みます

産卵ですが、卵が2個産まれても先に生まれた1個しか育てません。

悲しいことですが、なぜか、1羽しか餌を与えない習性があり、2個め、3個めの卵には関心を寄せません。

葦やパピルスの茎を上手に組み合わせ、巣をつくります。

オス、メスが交代で卵を温めます。

小さいころは、目は黄色から金色に近い色をしていますが、成鳥になるにつれて徐々に青くなります。

この目の色で、子どもか成鳥かの区別をつけるとのことです。

じっとしている時間が長いのは、獲物となるマンバなる肺魚が海面に上がってくるのを待っているからになります。

肺魚は、数時間に1度酸素を吸い込むために海面に姿を見せますが、そのチャンスを逃さないよう、海面に現れるのをじっと待っているわけです。

ちなみに、獲物を獲るために費やすエネルギーは、1日に使うエネルギーの3分の1になり、消化に費やす時間は数時間と言われております。

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ハシビロコウは飛ぶことができますか?

ハシビロコウは飛ぶことができますか?

動物園のハシビロコウ担当のスタッフさんは、この質問をよく受けるのではないでしょうか。

答えは、イエスです。

何度か動物園を訪れたお客さまでも、飛んでいる姿を見たことがないと言う人も少なくありません。

あまりにも動かないので、本当に飛ぶことができるのかと疑問に思うのも、当然のことだと思います。

体長110~150センチ、体重5キログラムを超えた鳥が飛ぶ姿は、迫力満点です。

ハシビロコウの両翼を広げた長さは、230~260センチ。

飛距離は100~数百メートルにもなるそうです。

まとめ

ハシビロコウは、ごくたまにですが、その特徴であるくちばしをたたき合わせて、音を出します。

これは、仲間とコミュニケーションを取る時に行うクラッタリングと言われる行動になります。

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