トラというと、黄色に黒の縞々でネコ科の大型動物、くらいの知識しかない方も大勢いるのではないでしょうか?
トラにはいろいろな種類がいるということをご存じでしたか?
ここではベンガルトラ、アムールトラ、スマトラトラの違いについてご紹介します。
ベンガルトラとアムールトラの違いは?
ベンガルトラはインド、ネパール、バングラデシュなどに生息しており、主に森林、その他湿原や川辺の草むらなどに生息しています。
他のトラと同じように、黄褐色に黒い縞模様が入っていますが、この縞模様が他のトラと比べると少ないそうです。
毛が短く、背中がオレンジや赤っぽい色味をしています。
アムールトラはロシア極東の沿岸地方及びハバロフスク地方のアムール川、ウスリー川流域のみで生息が確認されているようです。
とても寒い地方に生息しているため、深く長い体毛を備えています。
特に冬毛は夏毛の3倍以上の長さになるようです。
ベンガルトラは冬でも2㎝ほどしかないようなので、毛の長さが大きな違いとなるようです。
お腹側が全体的に白く、しっぽが白黒の毛で覆われています。
ベンガルトラとスマトラトラの違いは?
スマトラトラはインドネシアのスマトラ島に生息している、トラの中では最小のトラになります。
ベンガルトラとは大きさがかなり違い、ベンガルトラのオスの体長が230~300cm、体重180~230kgなのに対し、スマトラトラはオスの体長が220~270cm、体重が100~150kgと一回り小さい感じになります。
また、スマトラトラは縞模様が多いのも特徴で、他のトラより縞も太くなっています。
さらに、肩部より後は2本ずつの束になっているのも特徴的です。
背中の毛が赤褐色をしています。
ベンガルトラとスマトラトラの違いとしては、大きさと縞々が多いか少ないか、というところになります。
まとめ
いかがでしたか?
ここではベンガルトラとアムールトラ、スマトラトラの違いについてご紹介しました。
ぱっと見どれも同じに見えてしまいますが、大きさや毛の長さなど、それぞれに違いがあるようですね。