ツキノワグマは日本に生息しているクマの一種になります。
日本以外では、別名アジアクロクマやヒマラヤグマという名前で、アジア圏に生息しています。
別名を持つツキノワグマは、山に食べるものがなくなる冬に冬眠をして、冬を乗り越えるという能力を持ったクマになります。
冬眠しているツキノワグマは、食べ物や水分を一切補給しません。
さらに、糞や尿などの排泄物もしないとされています。
では、冬眠しているツキノワグマは一体どのような生態をしているのでしょうか?
そして、冬眠期間中のツキノワグマの体温は何度ぐらいなのでしょうか?
今回は、冬眠している間のツキノワグマの生態や体温について紹介したいと思います。
ツキノワグマの生態は冬眠中はどうなっているの?
冬眠中のツキノワグマの生態ですが、まずツキノワグマは冬眠をする前に食料を確保し、脂肪にしてエネルギーを溜めておきます。
そして、冬眠中のツキノワグマは冬眠前に溜め込んでいたエネルギーで、冬の間生命を維持しているのではないかと言われています。
その生命の維持ですが、膀胱壁から尿を再び再吸収を行うという機能がツキノワグマにあります。
再吸収を行うことで、たんぱく質として再利用することができます。
なので、ツキノワグマは冬眠をする前にエネルギーを溜めておく必要があります。
そして、もう一つの冬眠中のツキノワグマの生態は、冬の期間にツキノワグマのメスが出産し授乳をしています。
そのため、ツキノワグマのメスは冬眠時の睡眠が浅いのではないかと言われています。
現在判明している冬眠中のツキノワグマの生態は、まだ謎が多く残されているようです。
ツキノワグマの冬眠中の体温とは?
冬眠中の動物たちは、体温をできるだけ下げて少ないエネルギーで冬を越します。
冬眠をするツキノワグマは、小型の哺乳類になります。
通常の小型の哺乳類は、冬眠中の体温はできるだけ低体温に保ちます。
ですが、ツキノワグマは冬眠中はあまり体温を下げません。
通常のツキノワグマの体温は約38度と言われていますが、冬眠中は38度から3~4度しか体温は低下しないと言われています。
なので、冬眠中のツキノワグマの体温は約34度くらいとされています。
冬眠は低体温にして、冬を越しますがツキノワグマはあまり体温を下げずに冬眠することができます。
まとめ
ツキノワグマの冬眠中の生態についてまとめました。
初めて知るツキノワグマの生態がたくさんありました。
ですが、まだまだ冬眠中のツキノワグマには謎が多いようです。
これからツキノワグマの冬眠中の生態について、どんどん明らかになることを期待したいと思います。