ツキノワグマは、食肉目クマ科クマ属に分類されている食肉類の動物になります。
そして、ツキノワグマには別名があり、アジアクロクマやヒマラヤグマとも呼ばれています。
ツキノワグマの生息地は、アフガニスタンやイランの西アジアからロシア東部に韓国と台湾、そして日本の東アジアに生息しています。
日本に生息しているツキノワグマは、二ホンツキノワグマとも呼ばれていてツキノワグマの日本産亜種とされています。
そのツキノワグマの生息地ですが、日本では本州と四国の33都道府県に生息していると言われています。
ですが、生息地とされていた九州のツキノワグマが絶滅したのではないかという説があります。
なので、今回は九州に生息していたとされているツキノワグマの絶滅について紹介したいと思います。
ツキノワグマが絶滅したのは生息地だった九州だけ?
ツキノワグマが生息地としているのは、森林になります。
ですが、西日本の森林は昔から森林開発や、人工林を育てるために自然の森林を伐採するなどの拡大造林がされていて、ツキノワグマの生息地が分断されている状態になっています。
分断されてしまったツキノワグマは、孤立してしまい他の森林に移動することができなくなってしまいます。
その限られた生息地がまた森林開発などにより生息地が減り、さらに過剰な捕獲などによってツキノワグマの個体数が減ってしまっています。
そうした条件が重なってしまい、生息地としていた九州のツキノワグマは絶滅した可能性がかなり高いとされています。
さらに、四国地方のツキノワグマも絶滅が心配されていて、ツキノワグマはレッドリストと言われている絶滅の可能性のある生物として、掲載されています。
なので、ツキノワグマは地域別によって絶滅の危機があります。
まとめ
九州に生息していたツキノワグマが絶滅した可能性がかなり高いようです。
さらに、四国地方のツキノワグマも絶滅の危機があるということも知りました。
森林伐採など人間によって、ツキノワグマの生息地が減ってきていると思うととても悲しくなります。
なので、ツキノワグマを守るために私たちは何ができるのか、考えてみることがとても大事だと思いました。