水が苦手なイメージのある猫が、泳いで魚をとると聞くと驚きますよね。
実は、泳げる猫がいるのです。
今回ご紹介するのは、魚を狩る猫「スナドリネコ」です。
その特徴や生態を調べてまとめました。
スナドリネコは泳ぐネコ!
スナドリネコとは、名前の通り猫なのですが、一般的な家庭で飼われている猫や、日本の街で見かける野良猫に比べると、なんだかワイルドで強そうです。
その理由は、スナドリネコが「漁」をすることによって生存してきた種類の猫だからです。
スナドリネコの生息地は主に、熱帯・亜熱帯地方のマングローブなどです。
インドネシアのスマトラ島や、ジャワ島、バリ島などで生息しています。
「スナドリネコ」はネコ科で、その名前は「漁をする」という意味である「漁る(すなどる)」という言葉から来ています。
まさにこの猫にぴったりの名前ですね。
普通の猫との違いは、水を怖がらず、泳いで魚をとることができる事です。
普通猫は水が苦手です。
魚は大好きでも、水に潜ることはほとんどありません。
しかし、スナドリネコは魚目掛けて水にもぐり、魚を捕まえることができるのです。
しかも、そのための水かきが足についています。
ネコ科の動物のなかでは珍しく、爪をひっこめることができません。
これは、爪をおさめるための器官が発達していないことに由来しています。
スナドリネコは水中を泳ぎ、魚をとる事に長けて進化してきた猫なのです。
魚の他にも、カエルやザリガニ貝類なども食べます。
なかなかグルメなのです。
勿論、猫らしくネズミも食べますが、主な食事は水辺の生き物というわけですね。
日本では動物園で会うことができる種類です。
唯一、水族館で飼育しているのが鳥羽水族館です。
鳥羽水族館では、スナドリネコが実際に泳いで魚を獲るところが見られることがあります。
運が良ければその瞬間を目撃できるかもしれません。
現在、人間の移住等によってスナドリネコの住処となる沼地が減っていることもあり、個体数が減少しているそうです。
まとめ
いかがですか?
今回は漁をする猫、スナドリネコをご紹介いたしました。
水に潜って泳げる猫とは驚きですね。
特定動物に指定されているので、飼育には許可がいりますので気をつけましょう。