クロマグロは運動能力が強く、早く泳ぐことができると言われています。
それは、マグロは恒温動物で、尾の筋肉内の血管は動脈と静脈が近接した奇網という組織が筋肉を発達させる仕組みになっているのです。
このおかげで静動脈の熱が動脈に伝わり、筋肉温度を高めに保ち、運動能力が良いと言われています。
さらに、肝臓にもこの奇網があるため、内臓を温めて、酸素やホルモンが活発に働く温度を保っています。
ですから、亜寒帯から熱帯の海域が可能なのです。
さて、そんな早く動き回ることができるクロマグロの大きさはどのくらいあるのでしょうか?
クロマグロの大きさは?
クロマグロは3m前後なようです。
そして脂が乗った時期のものは味も美味しくて値段も高い傾向があります。
本マグロという名前で呼ばれます。
その他のマグロを比べてみると、ミナミマグロとハバチマグロは2m前後で、キハダマグロは1.5m前後、ビンナガマグロは1m前後と、クロマグロは日本沿岸で漁業されるマグロ類では圧倒的に大きいことがわかりました。
クロマグロの特徴は?
クロマグロの体の色は、背中が濃い紺色で、外側から腹部にかけては銀灰色をしています。
体系は、太短い紡錘形しており、横断面は上下方向に長い楕円形をしています。
体の表は小さいウロコがあるが、目の後ろ胸周辺、側線部は大きなウロコで覆われていて、胸甲部と呼ばれています。
大西洋クロマグロと太平洋クロマグロは、かつては同種とされていましたが、分布が連続しないことや、さいは数が異なることや、体腔背壁の筋肉が腹腔内に出るか出ないかということから、大西洋クロマグロは別種と見解した。
けれど、太平洋と大西洋のクロマグロの間の進化系統関係はいまだに解決していないそうです。
まとめ
普段テレビではクロマグロという名前は出てこないが、本マグロというのはよく耳にします。
この、本マグロというのがクロマグロのことだったのです。
そう思ったら、スーパー等で売られているほとんどは本マグロと明記されているので、クロマグロは一番世に出ているマグロなんだという事が感じられます。