小動物のチンチラ。
手のひらにのるサイズで、愛らしい仕草をすることから、ペットとして大人気です。
そんなチンチラが、鼻をこすって、その部分がはげてしまった!なんて経験はありませんか?
その原因について、詳しく説明していきたいと思います。
チンチラが鼻をこする!
チンチラが鼻をこする場合、考えられる主な原因は風邪の症状、あるいは皮膚の病気です。
チンチラが、風邪になると、鼻水や鼻のつまり、鼻を頻繁にかいてしまう、荒い呼吸をするなどの症状があらわれます。
風邪の原因は、急な温度変化、湿度が高すぎるなどのストレスです。
一般的に風邪は、数日で自然に治りますが、体が弱っているときや、子どもの場合は、肺炎にまで悪化する場合があります。
肺炎になる前に必ず治療をする必要があります。
予防策としては、すきま風の入る場所や湿度の高い場所に置かないこと、さらに、快適な室温、湿度を保って、ストレスを与えない環境づくりをするようにしましょう。
鼻をこする要因である2つ目の皮膚の病気は、鼻をはじめ、耳や手足などに起こりやすいといわれています。
悪化すると、炎症を起こしてしまいます。
チンチラの鼻がハゲた!
チンチラの鼻がはげてしまった要因の一つとして、皮膚糸状菌(白癬菌)の感染による皮膚疾患があげられます。
脱毛やフケといった症状のほか、ひどくなると、患部が炎症を起こし、かさぶたができてしまいます。
飼育環境やストレスによる免疫低下で感染しやすくなり、小さい頃に多く見られる病気なんです。
治療は抗真菌薬の投与を行います。
症状が現れた時は動物病院に連れて行ってくださいね。
また、ケージ内の掃除も非常に大切です。
砂の交換は毎日行うようにして、砂浴びの回数を減らします。
多頭飼育している場合は、別のケージに入れるようにしてください。
皮膚糸状菌症は免疫力の低下によって起こりやすくなっています。
ストレスの少ない環境をつくってあげて、餌で栄養をしっかりとることが、予防につながります。
まとめ
チンチラの子どもは、3か月ごとに、大人は、春と秋に毛が生え変わる時期があります。
それとは別に部分的な脱毛が起こり、地肌が見えてしまう場合があります。
ストレスや栄養不足のほか、遺伝的な要因などが原因としてあげられるので、注意深く見守る必要があります。
ストレスがひどいと、自分の毛を噛んでしまい、毛が部分的に抜けたり、皮膚を傷付けたりしてしまうのです。
できるだけストレスを取り除いて、快適な生活をさせてあげましょう。