土用の丑の日に食べる習慣があるウナギですが、どの位生きるかご存じですか?

ニホンウナギが亡くなるのは致し方のない原因及び人間の捕食が多い様ですが、それが回避できるとびっくりする位長生きができるようです。

今回は、ニホンウナギの寿命について紹介いたします。

ニホンウナギのどのくらい生きるの?寿命は?

ニホンウナギ 寿命

天然ウナギは普段は淡水で生活をしていますが、産卵は海水で行います。

通常は淡水から海水にいくとほとんどの魚は亡くなってしまいますが、ニホンウナギは大丈夫です。

ニホンウナギは産卵のために断食をしますが、それを機に体が再編成されます。

準備が出来たら、海へ出て行って産卵場所(生まれ故郷)へ行って産卵をします。

そして産卵をすると雌雄共に亡くなってしまいます。

そうなのです、産卵するとウナギは命を落としてしまうのです。

それは、逆にいうと産卵しなければ命を落とさないということになります。

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それでは、産卵をしない養殖ウナギの場合はどうなのでしょう?

長生きできるのです。

養殖ウナギは産卵を抑制できるので、長生きできるという訳です。

どれくらい長生きかというと、80年位生きた個体がいるそうなので凄いと思いませんか。

天然であれば、生まれてから半年でシラスウナギになり、その後川を遡上したら黄ウナギになります。

そしてオスは数年、メスは10年前後で成長した後、初秋から銀化と呼ばれる変態が始まります。

これを銀ウナギと呼んでいます。

この銀ウナギが私達のいつも食べているウナギです。

早いものでは5年で銀ウナギになって、捕まらなければ海に出ていって生まれ故郷に戻ります。

この回遊期間も約半年と言われています。

この場合の寿命は5年になりますね。

これらの事から考えるとニホンウナギの寿命は5~80年ということになるのでしょうか。

まとめ

産卵をしてしまうと亡くなってしまうというニホンウナギですが、その産卵を抑えてあげれば、かなりの長生きをするようです。

ニホンウナギにとって本能のままに産卵して亡くなってしまうのがいいのか、それとも養殖されて長生きした方がいいのかは、考えるところです。

とはいえ、まだまだニホンウナギの生態についてはわからないことばかりなので、これからもこういった情報は変化してくる可能性があります。

土用の丑の日、こんなニホンウナギに思いを寄せてありがたくいただくというのはどうでしょうか?

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