動物園に行くと見かけるカバ。
ゆったりとしていてのんびりした印象を受ける動物です。
あなたはなぜカバという名前を付けられているのか知っていますか。
カバは漢字で書くと河馬です。
今回はカバの名前について詳しくご紹介します。
カバの名前の由来について
古代ギリシア時代、ナイル川下流に生息していたカバ。
古代ギリシア語ではヒッポポターモスと呼ばれています。
この名前は馬と川を意味したものです。
昔の人は、カバを見て馬と川を連想していたことが分かりますね。
オランダ語でカバは「nijlpaard」
オランダ語でも、カバの名前は川と馬をあわせているものです。
ドイツ語でカバは「Flusspferd」
ドイツ語もまた、川と馬をあわせた名前なんです。
日本でカバというものが広まったのは近代に入ってからです。
オランダ語またはドイツ語を直訳し、カバ(河馬)と名付けたと言われています。
河馬という漢字の由来とは
カバは漢字で書くと河馬です。
漢字から読み解くように、河で生活する馬という意味。
動物園で見かけるカバのほとんどはじっとしており、馬のような俊敏さは感じられないと思う方も多いでしょう。
カバの身体は大きく、どちらかと言えば豚のようですよね。
しかし、産まれたばかりのカバの顔は馬に近いんです。
カバは牛と近縁であり、クジラとの遺伝子関係が最も近い陸上動物ともいわれています。
カバと馬は似ているようで似ていない動物ですが、先にも説明した通り、オランダ語やドイツ語のカバを直訳し、河馬と名付けられたと言われています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
なぜカバという名前がつけられたのか理解していただけたと思います。
すでにある名前を直訳し、カバ(河馬)とつけられました。
もともとあった名前を直訳しただけなので、日本で意味を考えてつくられた名前ではありません。
カバは漢字で書くと河馬。
川に生息する馬。
すらっとして筋肉質な馬とサイやゾウのように身体が大きなカバは似ても似つかないですよね。
しかし、昔の人はカバを見て、川に住む馬だと捉えたことが分かります。
名前の由来や漢字を知ると、カバに対して昔の人々がどのような印象を抱いていたのか知ることができておもしろいですね。