カバといえば、大きな体で、どっしりと水に浸かっている、あまり動かない姿をイメージしますよね。

でも、そのイメージとはかけ離れた姿を見せるときがあります。

実は、カバは見た目とは違って、とても速く走る動物なのです。

それでは、その姿を見ていきましょう。

カバって走るの?その驚きの速さ!

カバ 走る 速さ

カバはその見た目から、そんなに足は速くないだろうと、思いませんか?

しかしカバは、私たちの想像を遥かに超えるスピードで走ることができます。

体重2~3トンにもなる大きなカバが、まさかそんなに速く走れるなんてと思うでしょう。

ところがカバの走る速さは、時速にすると40km以上にもなり、それは100mなら8秒ほどで走ってしまう速さなのですから驚きです。

もし人間がカバの縄張りに入ってしまったら、大変です。

縄張り意識の強い動物なので、必ず襲ってきます。

追いかけてきた場合、人間は逃げられません。

オリンピックの陸上競技の選手でも、無理でしょう。

ただし、速いといってもカバは持久力がないので、長い時間走ることができません。

天敵のライオンは100mを6.2秒で走るので、カバは陸上でライオンに追いかけられたら逃げ切れないでしょう。

そして、この速さは直線で走ったときのスピードなので、左右に動いて走れるかというと、それはわからないそうです。

もしかしたら、その方法なら人間でも逃げ切れるかな?

あまりお薦めできませんが…。

このように陸上でのカバは想像以上に速く走ることがわかりましたが、水中ではどうでしょう?

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カバは昼間ほとんど水の中で暮らしています。

その様子を見ていると、水にゆったりと浸かって、動きものんびりしているように思いますが、カバは陸上と同じように、水中でもとても素早く動くことができるのです。

その移動は、泳ぐというより、水底を後ろ足で蹴って進んでいるというのです。

カバは潜水が得意で、4~5分なら潜っていられます。

そしていつの間にか水面に上がってくるので、一見水面上に姿が見えなくても、要注意です。

カバは見た目と違って陸上でも水中でも恐ろしい速さで走る動物なのです。

まとめ

カバはわれわれの想像以上に速く走る動物であることが分かりましたね。

カバは非常に縄張り意識が強い動物なので、アフリカではうかつに近づいたことにより、年間何千人もの人が襲われています。

こんなに速く走るカバから、逃げることは難しいでしょう。

日本では、そんな危険はありませんが、皆さん、アフリカに行かれる際はお気をつけくださいね。

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