10万年以上前に発掘された最も古いと言われているホッキョクグマの化石から、ホッキョクグマは10万年以上前にもいたことがわかっています。
しかし、世界中のホッキョクグマの遺伝子とヒグマの遺伝子を調べた結果、驚きの結果が…。
なんとホッキョクグマとヒグマの遺伝子はご想像からお分かりの通り、違いがあります。
ですがアラスカなどの極寒地域で暮らすヒグマの遺伝子は通常のヒグマの遺伝子ではなくホッキョクグマの遺伝子に近いことが明らかとなったようです。
ではなぜホッキョクグマは南極ではなく北極で暮らしているのか!?
詳しくお話していきます。
なぜホッキョクグマは北極にいるの!?
「ホッキョクグマの生息地は名前から来ているとおり、北極でしょ?」「でも北極と南極って寒いのは知ってるけどナンキョクグマじゃだめなの?」このようなことを考えたことはありませんか!?
実は北極と南極は寒いというイメージが出来るかと思いますが、想像以上に“寒さ”の違いがあったのです。
それだけでなく10万年以上前白くないヒグマとホッキョクグマは分離されました。
まだその時代は北極に繋がる大陸があったと言います。
この大陸に渡ったクマがホッキョクグマの子孫で、海を渡ってきたわけではないと推測される研究結果が出ています。
ホッキョクグマに適しているのは北極!?それとも南極!?
南極大陸は北極圏より生物が生活するには過酷な大陸と言われており、生息しているのは南極大陸の北岸にいる一部のペンギンや鳥類、またはアザラシくらいのようです。
ホッキョクグマの場合、南極にいたとしてもエサとなる動植物は極端に少なく“食”が確保できません…。
そのため生存するのは非常に難しいと言われています。
人間で考えても何も食べずに暮らすことは出来ませんからホッキョクグマの場合、気候の変化により長い期間食すことができないことを考えるとホッキョクグマが南極に適していないことがわかりますね。
まとめ
北極圏と南極は思っていた以上に環境の違いがあり、南極でホッキョクグマが生息することは過酷なので生存できる可能性が極端に低いことがわかったと思います。
常に何かを食べることが出来る人間が、ありがたいことだと痛感させられます。