ウバザメ(姥鮫)とは、特徴的な姿をもったサメの仲間で、世界最大のサメ「ジンベイザメ」に次いで、2番目に大きいサメだと言われています。
回遊性のサメといわれており、世界中の亜寒帯から温帯に掛けて分布しているようです。
非常にゆっくりとしたスピードで泳ぎ、性格も大人しいウバザメの寿命について調べてみました。
ウバザメの寿命はどのくらい?
ウバザメの平均寿命は50年程度とする説が有力のようですが、あまり良くわかっていないとされています。
過去には最大で100年も生きたとする個体が確認されており、とても長寿のサメのようです。
体の大きいウバザメは、自然界に於いて天敵が少なく、ゆっくりと泳ぎエネルギー消費も少ないことから、長寿になったとする説があるようです。
ウバザメの天敵は?
ウバザメは天敵が少ないことも長寿の理由のひとつと考えられているようです。
ウバザメは3~5対程度、最大で100対以上のグループを作って行動するため、自然界に於いては、天敵が少ないと言われています。
確認されている天敵はシャチや、イタチザメといった凶暴な動物だけのようです。
ウバザメは数が減っている!?
ウバザメは長寿のサメですが、過去に人間による乱獲があった為に、現在では個体数が激減して保護動物に指定されているようです。
乱獲の理由は、豊富な個体数と、大人しい性格、泳ぐスピードの遅さ、エサのプランクトンが豊富にある水面近くにまで浮上するため、簡単に狩猟できたことや、大きな体が加工食品などに向いていたからだと言われています。
肉は加工してソーセージや保存用の食料、魚粉などに、大きな肝臓は肝油など、軟骨やフカひれなど、商業的に優れていたことも乱獲の理由のようです。
過去には世界中のどこでも見ることが出来ていたウバザメですが、現在では一部地域を除いて、その姿を見ることは非常に稀だとされています。
まとめ
ウバザメの平均寿命は良くわかっておらず、50年前後とする説が有力だと言われているようです。
長寿であることの理由として、自然界に天敵が少ないこと、泳ぐスピードが遅いことなどが考えられているようです。
しかし、人間による乱獲の為、個体数は減ってきてしまっているようです。