ラクダの砂漠における役割と言えば荷物を持ったり人を乗せて移動する手段だったりと、過酷な砂漠地帯で行動するにはとても活躍する動物ですよね。

日本人には馴染みが無いので実感が湧きにくいと思いますが、現地では人と深い関係があります。

そんな生息地ではラクダの恩恵を受けていますが、馴染みのない日本人からしてみたらヒトコブラクダもフタコブラクダも同じに見えてしまいます。

何が違うのか?

そこでヒトコブラクダとフタコブラクダの違いについて調べてみました。

ヒトコブラクダとフタコブラクダの生息地

ヒトコブラクダ フタコブラクダ 生息地 違い

ラクダと言えば砂漠地帯をイメージする事が多いと思います。

間違いでは無いですが、ラクダは砂漠地帯や乾燥したステップ地帯(ロシア語で平な乾燥した土地)と呼ばれている所が生息域になります。

ラクダと言っても2種類いてヒトコブラクダとフタコブラクダに分けられますがコブの数以外の違いは何があるのか?

生息地や違いについて色々と調べてみました。

ラクダの分布域

ラクダが生息している場所は砂漠地帯や乾燥したステップ地帯が生息域になります。

分布域としてはモンゴルからインド、中央アジアなどの他にアラビア半島や北アフリカ、東アフリカなどです。

生息地によってヒトコブラクダとフタコブラクダが分かれます。

ヒトコブラクダの生息地

ヒトコブラクダの生息地としてあげられるのが、北アフリカや東アフリカの他にアラビア半島などがあげられます。

ヒトコブラクダの野生種は残っていないと言われており、オーストラリアで問題になっているラクダは国外から持ち込まれた個体が野生化したとされています。

フタコブラクダの生息地

フタコブラクダの生息地としてあげられるのは中央アジアが多く、モンゴルやインドなどにもいます。

多くのフタコブラクダは家畜種で野生種のフタコブラクダは1000頭近くしかいないと言われています。

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ヒトコブラクダとフタコブラクダの違い

ヒトコブラクダとフタコブラクダは同じラクダですがコブの数などが違います。

ではコブの数以外には何が違うのか?

  • 体長

ヒトコブラクダは3mほどでフタコブラクダは2m50から3mくらいとフタコブラクダの方が少し小柄。

  • 体重

ヒトコブラクダは300〜600キロくらいに対してフタコブラクダは350〜650キロとフタコブラクダの方が太い。

  • 寿命

お互いの寿命は、ほぼ40年前後とあまり変わりはありません。

  • 見た目

ヒトコブラクダは背中にコブが1つで足はスラッとしているのに対しフタコブラクダは背中にコブが2つで足は太く短め。

 

ヒトコブラクダもフタコブラクダも家畜化され人々にとっては無くてはならない存在ですが、どんな用途に使われたのかと言うとヒトコブラクダは乳や肉を取るため、フタコブラクダは丈夫なので移動の手段として使われる事が多かったとされています。

まとめ

同じラクダですがヒトコブラクダより丈夫なフタコブラクダは荷物や人を乗せる為、ヒトコブラクダは乳や肉を取る為と同じ家畜化されたラクダでも違った利用のされ方をしています。

ラクダのコブには栄養がつまっていると言われており、1つより2つのコブがあるラクダは移動などの時に少ない餌でも移動が出来る利点があったのかも知れませんね。

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