沖縄には変わった動物が沢山います。

今回ご紹介するのはノグチゲラ。

絶滅危惧種とも言われているそのノグチゲラとは、どんな鳥なのかをご紹介いたします。

沖縄に住む絶滅危惧種、ノグチゲラについて

沖縄 絶滅危惧種 ノグチゲラ

ノグチゲラは、主に沖縄県で見ることができる鳥です。

赤く美しい鳥ですが、人間の開発によって生息地が破壊にされてしまった事により、生息数は減少しています。

人為的に移入されたネコや、フイリマングースなどによって捕食されてしまうことでも、生息数の減少が心配されています。

さらに、近年生息数が増加している傾向にある、ハシブトガラスとうカラスたちによる雛の捕食によっても、生息数が減少していっていると言われています。

ノグチゲラは天然記念物

年々個体数の減少が懸念されているノグチゲラですが、1972年に国の天然記念物、1977年に特別天然記念物に指定されました。

さらに、1993年に種の保存法施行に伴って、国内希少野生動植物種にも指定されました。

また、2010年6月に、沖縄県東村で「ノグチゲラ保護条例」が制定されています。

生息地域を保護地区に指定し、その場所への無断での立ち入りや周辺での騒音などの迷惑行為に対する罰則がきめられた条例であり、ノグチゲラの繁殖拡大につながるとして、高く評価されています。

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ノグチゲラは鳥綱キツツキ科ノグチゲラ属に分類される鳥類で、ノグチゲラ属は本種のみです。

日本の沖縄島北部の固有種で、名護市の山林で2015年5月11日に営巣、巣立ちが確認されています。

大きさは31センチメートルほどで、翼は少しちいさめで、広げると15-17センチメートルの幅になります。

全身の羽衣は暗赤色や濃赤褐色をしており非常に美しい鳥です。

背や腹部の羽衣、尾羽基部の下面を被う羽毛も赤みを帯びており顔や喉の羽衣は淡めの褐色をしています。

翼は暗褐色。

初列風切には白い斑点が入ることがあります。

昆虫やクモなどを食べて生活しています。

夏から冬にかけては果実を好んで食べることもあります。

#ノグチゲラ#野鳥

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繁殖期になるとペアで縄張りをつくります。

直径20センチメートル以上の枯れ木に穴を空けて巣をつくり、4月~5月ごろに、1回に2~4個の卵を産みます。

同じ木に別の巣をつくることはありますが、同じ巣は使わないのが特徴です。

雌と雄が交代で抱卵し、約11日で孵化します。

子育ても雌雄が一緒に行います。

雛は孵化してから約27日で巣立つと言われています。

まとめ

いかがでしたか?

今回はノグチゲラについてご紹介いたしました。

沖縄県でしかみられない固有種ですので、絶滅しないよう保護する活動が行われています。

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