マーラという名前を聞いたことがありますか?
これはある動物の名前です。
その見た目は、顔はネズミのようで、耳はウサギのよう、そして長い肢のある体はまるで鹿のよう。
想像がつくでしょうか?
なんだかよく分からないといった感じですが、実際はとても可愛い動物なのです。
マーラについて、詳しく調べてみましょう。
マーラという動物はペットとして飼える?
日本では、動物園で見ることが出来ます。
そして、飼育することも可能ではあります。
マーラはテンジクネズミ科マーラ属に分類されるネズミの仲間。
南アメリカ大陸に分布しています。
体長は50~75㎝、体重は9~15㎏程度、尻尾は4.5㎝程でとても短い。
動物園などの飼育下では、10~15年ほど生きると言われています。
しつけとトイレを覚えることは出来ません。
ある程度飼い主に懐くことはありますが、じっくり時間をかけて一緒に過ごす忍耐力がいります。
マーラの飼育の仕方
まずは、広い場所が必要です。
マーラは走る事、跳ぶことが得意な動物です。
特にジャンプ力はかなりのもので、1mを超えることもあります。
そのため、外へ出てしまわないようフェンスなどの設置は欠かせません。
テンジクネズミ科のげっ歯類は全て草食性。
マーラも同じく草食性であり、イネ科の草、木の根、乾草や草木の枝を主食にしています。
個人の飼育下でのエサとしては、根菜類のペレットや葉、茎、野草などを与えます。
げっ歯類の重要なものは、歯を削れる硬い食べ物を与えること。
一生歯が伸び続けるため、日常的に削っておかなければどんどん伸びて病院で削ることになります。
イネ科の草が大好物ですが、枝などもきちんと噛めるよう普段からあげてください。
もともとマーラは昼行性で夜は掘った巣穴で休みます。
その場所を作るには、隠れられるよう犬小屋のようなものが良いでしょう。
温度は25度~30度程度。
これらを踏まえると、屋根のついた大きな庭や大きな小屋などがマーラの過ごす場所に最適です。
まとめ
いかがでしたか?
お金を出せば飼育出来ますが、環境作りがかなり大変だとお分かり頂けたと思います。
走ると時速30㎞、最速50㎞も出ると言われており、そこまで走ることはなくても閉じ込めることは問題です。
動物園で実際に触れ合うと、より一緒に生活してみたくなりますが、安易に飼うことはやめましょう。
環境作りと生活にも余裕が出来れば、他にないマーラを飼育するのは貴重な経験になりますので、大切に育ててあげてくださいね。