絶滅の危機だと言われているウンピョウですが、現在もその生息地は限られているようです。
今回は、絶滅危惧種に指定されているウンピョウの、生息地などについてまとめました!
ウンピョウの生息地は?
ウンピョウは漢字で「雲豹」と書き、ネコ科ウンピョウ属に分類される食肉類になります。
簡単に言うと、ネコ属とヒョウ属の、中間的な種だと考えられているようです。
パッと見は猫を大きくしたような風貌ですが、身体には雲型のような不規則なリング状の斑があります。
この模様がまた美しく、ウンピョウの特徴のひとつでもあります。
身体の割りに顎はがっしりとしていて、長くて太い犬歯を持っていますが、ウンピョウ自体おとなしい性格なので、こちらから何かしない限り、牙をむきだしにして襲いかかるようなことはないと考えられています。
華奢な身体つきなのに、ウンピョウの牙はトラやライオンよりも長いと聞くと、少しびっくりですよね!
そんなウンピョウは、インド北東部、インドネシア、タイ、中華人民共和国南部、ネパール東部、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオスなどに生息していると言われています。
ただ現在では、台湾ではすでに絶滅していると考えられており、ウンピョウは減少傾向にあります。
ウンピョウも、インドライオンなどと同じ、絶滅危惧種に指定されていますが、美しいウンピョウの毛皮や牙、ペット用や動物園での飼育用などの乱獲により、生息数が減ったためだと言われています。
そして、世界で最も早いスピードで森林破壊が進む地域に暮らしているということも、原因のひとつになっているようです。
人間な身勝手な理由も含めて、ウンピョウに絶滅の危機がせまってると考えると、とても悲しいことですね。
まとめ
今回は、ウンピョウの生息地について書きました!
台湾ではすでに絶滅していますが、インド~アジアと幅広い地に生息しているため、これから少しずつでも数が増えると嬉しいですね。
見とれてしまうような、ウンピョウの毛皮の美しさを守るためにも、わたしたちも早く手を打つことが、絶滅を阻止する大事な一歩かもしれません。