身体に、美しい雲形の斑模様を持つウンピョウですが、長い牙を持つ危険性とは裏腹に、臆病な性格だと言われています。
そんなウンピョウなら、ペットとしても飼育できるのでは?と疑問に思っている方も少なくはないですよね!
今回は、そんなウンピョウの飼育について、まとめます。
ウンピョウ はペットとして飼うことが出来る?
インド東北部~東南アジア、中国南部などの、奥深い森に生息しているウンピョウは、とっても木登りが上手な動物です。
とても綺麗な顔立ちですが、身体の割りに顎はがっしりとしていて、太くて長い牙を持っています。
ウンピョウは、そうそうに人に襲い掛かったりするような獰猛な性格ではなく、意外とおとなしくて臆病です。
こちらから手を出さない限り、牙をむきだしにして威嚇する…ということはあまり無いようです。
そんなウンピョウを、ペットとして飼育できるの?との疑問ですが、そもそもウンピョウの美しい斑模様の毛皮を目的とした乱獲や、近年では農地の拡大などにより、生息数は減少していると言われています。
既に絶滅していると言われている海南島や台湾をはじめ、いずれも生息数は減少していっているのです。
それは人間が、ペットや牙、毛皮目的とした狩りを、積極的に行ってきた結果です。
そのため、絶滅危惧種として指定され、このまま何も手を打たないと、ウンピョウは絶滅してしまう可能性があるのです!
わたしたち人間がしてきたこととは言え、やはり悲しいですね。
現在では、トラが手に入りにくくなったことも理由のひとつで、個人オーナーがウンピョウをトラの代替としていく可能性があります。
更に米国では、1万〜2万頭の大型ネコ科動物がペットとして飼われているのも事実で、動物園などの観光施設でも簡単に見ることが出来るのには少し驚きですね。
日本で暮らしていると、ウンピョウをペットとして飼育する…と聞くと、少し非日常的な感じがしますが、海外では飼育されていることは、あまり珍しくないのかもしれません。
まとめ
今回は、ウンピョウをペットとして飼育できるのか?という疑問についてまとめました。
絶滅危惧種として、現在でもウンピョウの数が減っていることもあり、わたしたち人間も、身勝手な理由だけではなく、もう少し考えないといけないのかもしれせん。
これから段々と生息数が増え続けてくれるように、そうそうに何か手を打つ必要がありそうです。