シロサイはウマ目・サイ科・シロサイ属に分類される哺乳類で、とても大きな体と頭のツノが特徴的な動物です。
準絶滅危惧種に指定されていますが、現在は少しずつ頭数が増えてきているようです。
現在シロサイは南アフリカ共和国に生息しています。
かつてはチャド、中央アフリカ共和国にも生息していましたが絶滅してしまいました。
またその他コンゴ民主共和国、スーダン、南スーダンでも絶滅したと言われています…。
そんなシロサイですが、一体どんな動物なのでしょうか?
その大きさや生態について、これからご紹介していきたいと思います。
シロサイってどのくらいの大きさなの?
シロサイはサイの仲間では最も大きいです。
体長は約335~420㎝、体重はオスで約2000~3600kg、メスで約1400~1700kgにもなります。
大きすぎて想像できない位ですね。
それもそのはず、シロサイは陸上で生活する哺乳類の中ではゾウの次に大きな生き物なのです。
一般的にオスの方がメスよりも大きくなります。
頭の上に2本のツノが生えているのが特徴で、唇の上のツノの方が長く、その長さは時に160㎝程にもなるのだそうですよ。
ツノの重さも相当ありそうですね。
シロサイの生態は?
シロサイはサバンナに生息しています。
日中はかなり暑いので木陰などで休んでいることが多く、主に朝や夕方の涼しい時間帯に活動しているようです。
暑い時間帯には水を飲んだり、体温を下げるために泥を身体に擦り付けたりしながら耐えます。
食性は植物性で地面に生えた草を幅広く食べます。
メスとまだ若いオスはだいたい数頭くらいの比較的小さな群れで行動しているのですが、時には10頭から20数頭もの群れになることもあるようです。
大人のオスは縄張りを持っていて、日頃からマーキング行動をします。
時にオス同士でけんかをすることもありますが、強くて怖そうな見かけとは裏腹に、そんなに激しく争うことはないようです。
基本的にはおだやかな性格で、自分の縄張りでメスや子供のオスを見かけても、あまり気にせず攻撃を仕掛けたりすることはないのだそうですよ。
少し意外な発見でした。
また、シロサイはヒトと同じく1度の出産で1頭しか出産しません。
その妊娠期間は530~550日ととても長く、1年以上もの間お腹で子供を育てていることになります。
妊娠期間は長いものの、寿命は人と比べても短く約45-50年とされています。
まとめ
シロサイの大きさや生態についてご紹介しましたが、体の大きさと反してわりと穏やかな生活を送っていることが分かりました。
少し意外な新しい発見ができたことでしょう。