ホッキョクグマとアザラシは極寒の地、北極に生息しています。
ホッキョクグマはアザラシを主に餌としています。
アザラシの体は脂肪が豊富なのでホッキョクグマはアザラシを捕食することで体温を維持しているとされています。
ホッキョクグマは海氷で生活しているのに対しアザラシは海氷の下で活動し、泳ぎを得意としている動物です。
一体どうやって捕まえるのでしょうか。
ホッキョクグマはどうやってアザラシを捕まえるの?
野生のホッキョクグマは一年中氷の張った冷たい土地で生活しています。
野生のホッキョクグマは、同じ冷たい土地で生息しているアザラシをエサとしています。
アザラシの中でもワモンアザラシを狙うことが多いと言われています。
アザラシはホッキョクグマの捕食のやり方を知っているので、ホッキョクグマの手が届かない海中で活動しています。
アザラシは主に海氷の下を泳いで活動していますが、ホッキョクグマは嗅覚が発達していて優れているので、海氷の下を泳いでいるアザラシの臭いがわかるのです。
そうしてアザラシの存在を確認したホッキョクグマは、氷の穴の前でアザラシが出てくるタイミングを待ちます。
そうとも知らずに氷の下を泳いでいたアザラシは、呼吸するために氷の穴に顔を出します。
アザラシが穴から出てくると、すかさずホッキョクグマは前足を穴に突っ込んでアザラシを引きずり出すのです。
そのあとは、ホッキョクグマの大きな歯でアザラシの頭蓋骨をかみ砕いて仕留めます。
また、氷の上で休んでいるアザラシを捕食するときは、気付かれないように腹ばいになって忍び寄ってから一気に襲い掛かります。
猛スピードの速さで襲ってくるホッキョクグマに気付いたアザラシは咄嗟に氷の穴や氷の割れ目から水の中に逃げ込もうとします。
実はホッキョクグマの捕食が成功する確率はそこまで高くありません。
それでもやはり同じ環境下で生息している者同士、ホッキョクグマの主な捕食対象はアザラシなのです。
まとめ
ホッキョクグマがアザラシを捕まえる方法は、2つのパターンがあるとわかりました。
どちらも捕食のタイミングが難しく、賢いホッキョクグマだからこそ今日までアザラシを捕食することが出来ているのですね。