都内でハシビロコウを見た?!
川沿いに佇んでいたのを見た?!
なんて都市伝説のような目撃情報があるハシビロコウ。
日本国内に、野生のハシビロコウは生息しているのでしょうか。
日本に野生のハシビロコウはいるの?
様々な場所で目撃情報があるハシビロコウですが、日本国内には野生のハシビロコウは生息しておりません。
ですので、ハシビロコウに会いたい時は、各地にある動物園に足を運ばなければなりません。
数年前でしょうか。
ある動物園からハシビロコウが逃げてしまい、その動物園周辺にお住いの方々から、目撃情報が寄せられたことがあったそうです。
飼育スタッフが捕獲し、無事、動物園の小屋まで運ばれたそう。
こういったことでもない限り、野生のハシビロコウに出会うことは絶対にありません。
ちなみに、野生のハシビロコウが生息している場所は、アフリカ大陸のスーダン・ウガンダ・タンザニア・ザンビア・コンゴ・中央アフリカ・エチオピア・ルワンダ・マラウィ・ブルンジの10ヵ国になります。
渡り鳥のようにあちらこちらへと渡る鳥ではありませんので、このエリアに行けば野生のハシビロコウに会うことができます。
なぜ、日本のあちらこちらで、ハシビロコウを見たとの目撃情報があったのかについてですが、その答えは簡単です。
ハシビロコウに似た鳥を間違えてしまったからになります。
似た鳥と言われるのは、まずは、アオサギ。
続いて、ゴイサギ。
鳥好きな方であれば、ヒロハシサギと言うかもしれません。
アオサギは、日本にいるサギの中でも、もっとも大きいサギになります。
体長は90センチから1メートル弱。
身体は灰色になり、成鳥は頭に黒い冠羽があります。
サイズと身体の色で言えば、間違えるのも無理はありません。
ですが、ハシビロコウに比べると、ほっそりとしたスタイルになり、ハシビロコウのような大きなくちばしも持っていません。
ゴイサギは、アオサギに比べると、かなり小さいサイズのサギになります。
頭頂から背中にかけて紺色の羽がある、体長60センチ前後の鳥になります。
ヒロハシサギは、このゴイサギに似た鳥になりますが、珍鳥とされているため、出会えるチャンスは少ないかもしれません。
まとめ
アフリカ大陸の湿地帯に住むハシビロコウ。
日本の風土では快適に暮らすことができないのかもしれません。
会いたくなった時は、お近くの動物園へ足を運んでみてください。