クマという動物は、約2000万年前食肉類という系統から分化したのではないかと推測されています。
そして、分化されたクマの先祖はさまざまな食べ物を食べるようになったため、クマ類とされる動物は世界のさまざまな環境に対応でき、生息地を広げたのではないかと言われています。
そして、現在確認できているクマの種類は世界で8種類が確認されています。
日本の本州の南に生息しているのが、ツキノワグマになります。
さまざまな種類のクマが世界に存在している中で、日本に生息しているクマはツキノワグマと呼ばれるようになったのでしょうか?
今回は、なぜツキノワグマと呼ばれるようになったのか、ツキノワグマの名前の由来について紹介したいと思います。
ツキノワグマの名前の由来って?
日本にツキノワグマが生息するようになったのは、まだ日本が大陸を地続きでつながっていた30万年~50万年の氷河期に、大陸から渡ってきたのではないかと考えられています。
そして、現在の日本列島のように大陸から切り離され、日本に生息していたクマは二ホンツキノワグマの亜種として独自に分化して、現在のツキノワグマという名前になりました。
そのツキノワグマの名前の由来は、ツキノワグマの姿に関係しています。
ツキノワグマの全身の毛は黒く、胸部に三日月形のようなVの字の白い斑紋があります。
この白い斑紋が三日月形に見えることからツキノワという意味を持ち、ツキノワグマという名前になりました。
胸部に三日月形の模様がないツキノワグマも実は存在しています。
そのツキノワグマはみなぐろとも呼ばれているそうです。
胸部の三日月形の模様は、若い年齢のツキノワグマほど模様がはっきりとしています。
そして、老いるにつれて三日月形の模様が途切れたり、薄くなったりするそうです。
ツキノワグマの胸部の三日月形が、ツキノワグマの特徴でもあり名前の由来ともなっています。
まとめ
今回はツキノワグマの名前の特徴について紹介しました。
ツキノワグマの胸部の三日月形という特徴が名前の由来だったんですね。
さらに、三日月形の模様がないツキノワグマの呼ばれ方も知ることができました。
動物の名前の由来は、姿形が関係しているのだと思いました。