黒い大きな体と黄色いくちばしが特徴で、威厳のある姿のオオワシは日本で一番大きい猛禽類と言われています。

そんなオオワシですが、環境破壊によって数が減少し、絶滅危惧種と言われています。

希少な野生生物のオオワシですが、減少してきている理由は一体何なのでしょうか?

これから説明していきたいと思います。

オオワシが地球からいなくなってしまう?その絶滅理由とは?

オオワシ 絶滅理由

近い将来オオワシが存在しなくなってしまうかもしれないと言われていますが、その絶滅理由として挙げられるのは、開発等によって森林が伐採され、オオワシのねぐら林や休み場が減少し、生息地が無くなっている事だと言われています。

また風力発電の羽に衝突する事故や、電線等の接触による感電事故、走行する車両と接触してオオワシが傷つき命を落としています。

また、オオワシの餌の不足問題もあります。

オオワシはもともとサケやマスの魚や水鳥、アザラシの幼獣や野ウサギ等の哺乳類を主に餌としているのですが、環境破壊や人間の乱獲などが原因で餌の個体数が大幅に減ってしまいました。

そこでお腹を空かせたオオワシが目を付けたのは、放置されたエゾシカの亡骸なのです。

放置されたエゾシカの亡骸には、ハンターが狩猟した際に後片付けをせずに鉛弾が体内に残されています。

その肉片を食べたオオワシが鉛中毒になって命を落としてしまうという事なのです。

北海道内では鉛弾は禁止されているのですが、本州からのハンターが来た時や、鉛弾が安価ということもあり、今になってもまだ隠れて使われているようです。

オオワシが鉛中毒になって、思うように動けなくなってから捕獲できるのですが、もうすでに手遅れで助からない場合が多いと言います。

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繁殖地の状況はどうでしょうか?

サハリン北部などのオオワシの繁殖地でも、環境破壊が進んでいます。

石油・天然ガス開発により生息地が減少し、山火事も多発して損傷しているようです。

またヒグマによるオオワシのヒナの捕食や巣の破壊なども減少の一因と言われています。

まとめ

オオワシが減っているのは、人間活動により環境を破壊してしまう事が原因なのですね。

オオワシを保護する取り組みはすでに進んでいますが、環境破壊のスピードはますます加速されています。

オオワシや野生生物の環境を守るために、私達は資源の無駄をなくし、地球は人間だけのものじゃないと考えを改めなければならないですね。

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