世界一首が長く背の高い動物園でも大人気のキリン。
一度は生で見たことがある、という方も多いのではないかと思います。
近くに動物園がなく、またあってもその動物園にはキリンがいなかったと、いうこともありますよね。
でも、TVなどで見たことはあるかと思います。
ドキュメンタリー番組などで見る、自然界にいるキリンの雄大な姿は動物園とはまた違った野性味あふれる姿でとてもかっこいいですよね。
そんなキリンの日本名はキリンですが、英語ではなんと呼ぶのでしょうか?
また、その名前の由来や英語名、スペルなどをご紹介したいと思います。
キリンの英語名や発音はなんという?
キリンの英語名は、日本では「ジラフ」と呼ぶのが一般的です。
正式英語名はなんというのでしょうか?
キリンの正式英語名はこうなります。
キリンの英語名 Giraffe
発音記号 dʒərǽf | -rɑ’ːf
日本ではキリンを英語読みするときに「ジラフ」と多くの方が読んでいますが、この表記ですと本来は「ジェ高額ラフ」と呼ぶのが正しい読み方です。
アクセントも最初の「ジェ」ではなく真ん中の「ラ」にアクセントを置くのが正しいです。
日本名で「キリン」と一定のアクセントで呼ぶのではなく、真ん中を意識して「ジェラフ」と呼ぶようにしましょう。
「ジラフ」と呼んでしまうと「キリン」の読みと同じになってしまうので「ジェ」を意識すると正しい読み方ができます。
その名前はいつ決まった?名前の由来は?
動物の名前って一体どういう経緯で決まるのか、その名前の由来はどこから来ているのかとっても不思議ですよね。
気になるキリンの名前の由来をご紹介しますね。
キリンが初めて日本にやってきたのは1907年で、恩賜上野動物園にて飼育が始まりました。
アジアゾウが初めて日本に来たのが戦国時代ですので、キリンが日本にやってきたのは比較的最近のことになりますね。
当時、世界的に見て動物園とはアジアやアフリカなどから様々な動物を集めて展示し国力を示す、というような意味合いがあり、日本でもヨーロッパの動物園を見て同じように動物を集めていました。
上野動物園で当時園長だった石川千代松がドイツの動物商人カール・ハーゲンベックから「Giraffe」を日本に贈ることが可能であるとの情報がありました。
この時提示された金額が1万7000マルクで当時のキリン一頭の相場からするととても高く、日本は力関係で足元を見られていたようです。
しかしキリンが欲しい石川氏は、これを飲みキリンを購入することになります。
そしてこの高額な金額を払った正当な理由をつけるために、この購入した「Giraffe」とは中国の霊獣「麒麟」なのだと述べます。
あの「麒麟」なのだから高額なのは当たり前なのだ、と日本名を「キリン」にしたのです。
キリンと麒麟、関係があるの?と思っていた方もこのことからわかるように、何の関係もないのです。
もっと安い金額で譲り受けていたらキリンの名前も違ったものになっていたのかもしれませんね。
まとめ
キリンの英語名や日本での名前の由来をご紹介しました。
高額とはいえキリンがこうやって日本へやってきたからこそ、今現在、日本全国でキリンの繁栄につながったのかな、と思うと先行投資だったともいえる出来事ですよね。