ホッキョクグマは北極にいるクマで、英語でもポーラーベアー(極熊)といいますが、北極圏だけいるわけではありません。
北極圏を少し外れたところでも生息しています。
ではどのあたりまで生息しているのでしょうか?
又、寒い地域と言えば、他に南極が思いうかびますが、南極にホッキョクグマはいるのでしょうか?
今回は、ホッキョクグマの生息地や分布について紹介します。
ホッキョクグマの分布は?
ホッキョクグマは北アメリカ北部やユーラシア大陸北部に分布しています。
その他にグリーンランド南端や、アイスランド南部、カナダのハドソン湾、ジェームス湾、ニューファンドランド島あたりまで分布しています。
ハドソン湾近辺に棲んでいるホッキョクグマは「歩く冬眠」と呼ばれるユニークな習慣を持っていることで知られています。
ホッキョクグマの生息地は?
ホッキョクグマは北極圏を中心にグリーンランドとカナダ北東部で生息しています。
確認されている生息数が最も多いのが北極圏内の、北東に位置するバレンツ海近辺で、5000頭位確認されています。
北極圏を外れているハドソン湾や、デービス海峡でも3400頭確認されています。
全体で現在の生息数は、25000頭ぐらいではないかと言われています。
先に記載しましたが、同じようにとても寒い地域の南極には、その名のとおりホッキョクグマは生息していません。
反対に北極にはペンギンがいません。
自然の世界では、出会うことはないのです。
ですから、ホッキョクグマとペンギンは動物園で初めて対面するのですが、お互いどう思うのでしょうか?
地球温暖化の影響で、ホッキョクグマの生息地が危険にさらされています。
北極圏の氷が融けてくると、氷床生活が基本のホッキョクグマは生きていけなくなります。
北極圏のホッキョクグマの食糧が減少すると、母グマの栄養状態の悪化により、赤ちゃんが育たなくなる事象がでています。
まとめ
ホッキョクグマですから、その名のとおり北極といいますか、北極圏とその近くに生息しています。
南極には、生息していません。
ちなみにですが、北極と南極のちがいは、北極はほぼ一部陸地もありますが、氷の海と考えてください。
南極は大陸の上に氷が乗っています。
どちらが寒いかというと南極です。
北極の最低気温は-71℃くらいですが、南極の最低気温は-89℃です。