今は絶滅危惧種に登録されているほど数が少ないウミガメ。
昔は日本でも食用として捕獲されていました。
いまでは身近なものではないのですが、戦時中や貧しかった頃の日本ではよく食べられていたそうです。
日本で提供している場所は小笠原にあるそうです。
そして今でもウミガメの肉、そして卵を食べる国は他にも世界中に存在します。
ウミガメの肉は赤肉で馬肉の様な見た目らしいのですが、ウミガメの卵はどんな味がするのでしょうか。
ウミガメの卵の味とは?
昔は値が高かった鶏卵の代わりとして、海辺で手に入るウミガメの卵が食べられていたそうです。
今でも東南アジアやメキシコの方では観光客や地元の方々に珍味として楽しまれ、露店でよく販売されています。
日本では小笠原でウミガメの肉を食べることができますが、卵は販売されていない様です。
やはり海外の露店で見かけた方々が多く、興味本意で食べた、という声が多かったです。
その方々のブログによると、多くはウミガメのゆで卵として売られていました。
気になる味は、鶏卵のように白身と黄身がありますが美味しくはないという声が殆どでした。
茹でる時間は様々でしたが、鶏卵のゆで卵とは違い、塩は入れず30分~40分茹でていました。
殻は丈夫で柔らかく、割ると言うよりは破って中身を出していきます。
不思議なことに30分茹でても白身は固まらないようで、黄身はパサパサしていて決して美味しいとは言えないようです。
卵は砂浜に埋まっていたためか塩味がもともと効いて味付けいらずということでした。
地元の人々は生でも食す方がいるそうで、殻を破って中身を吸い出して食べるようです。
まとめ
昔から珍味として楽しまれていたウミガメ。
日本でもお目にかかれないウミガメの卵は、今も昔もいろいろな国で食されているようです。
味は淡白のようですが、好んで食べるものではないみたいですね。
注意していただきたいのは、日本の小笠原を始めウミガメを食べる地域ではウミガメの生息数が安定しているため食用として頂けるのですが、絶滅危惧種に登録されているので基本的に乱獲や漁は禁じられています。
くれぐれも、自ら卵を掘り起こしてみたりしないようお願いいたします。