タスマニアデビルはオーストラリア特有の有袋類です。

オーストラリアに住んでいる・・・と言いたいのですが、絶滅の危機にさらされています。

オーストラリアの南側の小さな島、タスマニア島にいます。

肉食獣で小型の動物や虫を食べています。

タスマニアデビルどこで見られる?動物園では?

タスマニアデビル 生息地

野生のタスマニアデビルはタスマニア島だけでしか見られませんが、動物園であれば日本の動物園にいます。

野生生物が?と思いますが、これは分散飼育といわれレッドカードの出た絶滅種を複数の飼育場所で生きながらえさせようという計画です。

タスマニアデビルの絶滅の原因が顔面腫瘍という伝染性のガンであるので、本来の生息地に置いておいては危険なためです。

この計画に日本やアメリカ、ニュージーランドが協力し、日本では多摩動物園にいます。

タスマニアデビルの生息域は?

タスマニアデビルの野生保護区があります。

顔面腫瘍が発見されてから、タスマニア島の南東部にあるタスマン半島に作られました。

罹病したタスマニアデビルを退去させ健康なタスマニアデビルのみを残し、本島と繋がれる唯一の橋を封鎖しました。

健康な野生のタスマニアデビルは、野生保護区に隔離されています。

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タスマニアデビルの人工飼育での保護の試み

絶滅に瀕したタスマニアデビルを助けるプロジェクトの一つとして分散飼育があります。

生息地だけでなく、世界中の国に協力を求めて人工飼育に踏み切りました。

オーストラリア本島や、アメリカ、ニュージーランドなどです。

日本でも多摩動物園が協力しています。

タスマニアデビルの元々の生息地は?

タスマニアデビルはオーストラリア特有の有袋類の動物です。

オーストラリア全土に、かっては生息していました

入植者が家畜を襲われるのを嫌って捕獲した結果、フクロオオカミは絶滅し、タスマニアデビルもあとを追うように個体数を減少させました。

減少に気づいた人々が保護を計画したので絶滅は免れたのですが、顔面腫瘍が発生しました。

20年間で20%まで個体数が減少してしまいました。

まとめ

絶滅の道をたどる動物たちを見ていると、人間がどのように関与していけばいいのかの疑問につながります。

国を挙げての運動はもちろんですが、個人個人の心の持ち方一つでも大きな違いになってくるように思われます。

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