キーウィの大きさは鶏とほぼ同じ大きさです。
そして羽が退化しているので飛べません。
これはペットにするにはちょうどいい鳥なのではと考える人もいるかもしれませんね。
では日本でキーウィは飼えるのかペットにできるのか調べていきましょう。
キーウィの飼育について
結論からいうと日本で個人的にキーウィは飼育できません。
ペットにはできないのです。
動物園では日本で唯一飼育しているのは大阪の天王寺動物園だけですが、2015年に発表された飼育計画によるとこれ以上キーウィを飼育しないということが発表されたので今飼育されているキーウィ達がいなくなれば日本では見られなくなります。
大阪天王寺動物園で今現在飼育されているキーウィは、雄がジュンという名前で1982年にニュージーランドで孵化し孵化後約半年で天王寺動物園に入園しています。
今年で36才です。
雌は名前がプクヌイで1988年、ニュージーランドのレインボースプリングスで孵化し1991年2歳8ヶ月で天王寺動物園に入園しています。
今年でちょうど30才です。
キーウィはニュージーランド政府が全面輸出禁止をしているため、これから日本に輸入されてくることはありません。
もし個人でキーウィを飼っているような人がいればそれは犯罪者です。
日本では鳥獣保護法というものがあり、鳥獣の捕獲は原則禁止とされています。
捕獲が認められているのは「狩猟による捕獲」、「許可による捕獲」以外認められていません。
狩猟による捕獲も国が定めている49種に限られています。
キーウィは夜行性のためニュージーランドの多くの動物園ではキーウィハウスという物を作り昼夜を逆転させてキーウィを鑑賞しやすいようにしている動物園も多いようです。
まとめ
日本ではキーウィは個人的には飼育できません。
動物園では大阪の天王寺動物園が唯一キーウィを飼育している動物園だということがわかりましたね。
その天王寺動物園も今飼育している2羽がいなくなればキーウィを補充しないことを決めていますので、日本でキーウィを鑑賞できる機会は残り少ないかもしれません。
唯一の希望があるとすれば繁殖の可能性ですが、天王寺動物園のキーウィは高齢のため希望は薄いでしょう。
しかしキーウィの故郷であるニュージーランドからキーウィの数が回復しているとのニュースも入ってきていますので、これからもキーウィの保護活動に目を向けていきたいですね。